完全予約制について

うらた歯科
そもそも日本の歯科は患者を多く診すぎている

欧米では10人以下、日本では20人。

歯科医院が1日に診る平均患者数です。

さすがは器用な日本人、と思いたいところですが、現実は違います。日本の歯科治療において、治療した歯が、その後に再治療に至った確率は70%と非常に高く、海外に比べて成績が悪いのは、歯科医院での治療の精度によるものが大きいと言われています。

現在、日本では歯科医師数が過剰の状態にあり、私たちにとっては厳しい時代ですが、かつて歯科医師が不足していた時代には1人の歯科医が1日50人以上診察することも普通にありました。現在の保険制度は30年前に作られたもので、患者1人の治療につき歯科医院が受け取る報酬は海外に比べると格安ですが、患者をたくさん診ることで採算がとれるようにできています。残念なことに患者数を増やしたいという風潮はいまだに根強く、保険制度自体が変わらないと国民の歯の健康は保てないのかもしれません。

一連の治療はすべて歯科医師が担当します。
たとえば冠やブリッジなどをつくる修復治療。歯を削る人、型を取る人、できあがりを調整する人、接着剤でつける人・・・、担当する人間が複数いることでミスに気づける環境を作るという考え方もあるのかもしれませんが、責任が曖昧になるという側面もあろうかと思います。精度の高い冠やブリッジを製作する作業は、そう簡単なものではありません。当院は小さな経営ですが、少数精鋭である分、歯科医師である院長本人が一連の流れを把握し、責任をもって施術できるような予約体制であると自負しております。患者数を制限することは、精度を高める上では必要なことです。

余談ですが、私たちの業界ではしばしば「免許」が問題になります。歯科医師以外に診察衣を着たスタッフがいて、「看護師」だと勘違いしている方もいるかもしれませんが、歯科では専門学校を卒業し国家資格を取得した歯科衛生士、そして片付けやセメントを練るなどのアシスタントをする歯科助手(特に資格は必要ない)の人が働いています。

歯科ではこれらの歯科医師以外のスタッフがどこまでの業務内容を担えるのかが、しばしば問題になります。法律の書き方のせいか、グレーな部分が多少なりとも存在します。たとえば歯科衛生士法という法律には「歯科衛生士は歯科診療の補助をなすことを業とすることができる」と記載されていますが、具体的に診療の補助がどの範囲まで可能かは記載されていません。また、歯科助手に関しては法律自体が存在しないため、「基本的に患者の口腔内には触れてはダメ」「でもバキュームで患者の唾液を吸うのはOK?」「患者さんに歯磨きの方法を説明するのは・・・?」というように、こちらも非常に曖昧な部分があるように思います。

 

見解が難しいところではありますが、当院は歯科医師会などの機関から指導された業務範囲基準を忠実に守れるように体制を整えています。現在、歯科衛生士が不足していることが全国的に大問題になっており、北海道内においての就業者数は、歯科医師が4500人弱であるのに対し、歯科衛生士は5100人しかいません。

私のような個人開業医では人手を確保することすら難しい状況です。しかし、現代のインターネット社会では一般の人がさまざまな情報を閲覧できるようになりましたし、何よりもきちんと勉強した人が責任をもって施術にあたることは大切なことだと思っています。混雑してご予約が先になってしまう場合もあるかと思いますが、どうかご了承いただきますようお願いいたします。

石狩 うらた歯科
石狩 うらた歯科
患者さんへのお願い

保険制度の中では、素早く適当にパパッと治療しても、丁寧にじっくり時間をかけて治療しても患者さんの支払う治療費は同じです。もし私が患者の立場なら丁寧な治療を希望します。

もちろん、歯科治療は「結果がすべて」です。

皮肉にも逆に必要な工程を省いて素早く治療したほうが、丁寧にじっくり時間をかけて治療した場合よりも結果的にうまっくいった、なんてこともあるかもしれません。

結果論かもしれません。けれども、歯科治療は毎回が小さな手術です。

当院は「完全予約制」の歯科医院として、患者さんとの約束時間を大切に考えています。

・予約は「仮おさえ」ではなく、必ず来れる日時で約束してください。

・どうか、無断キャンセルだけはしないでください。

・キャンセルする場合、来れない事がわかった時点で早めにご連絡ください。

(他にも受診したい患者さんがいらっしゃることをご理解ください)

・ひとりで来院できない小児・高齢者をのぞき、できるだけ受診する本人が予約してください。

(予約日時伝達の間違いが多いため)​

…と、ここまで予約の重要性について書きましたが、

前の患者さんの治療が予定外に長引いてしまい、貴重なお時間を割いて来て頂いた次の患者さんをお待たせしてしまうという失礼が生じてしまうこともございます。大変申し訳ありませんが、

歯科治療の多くが施術であるという特性上、どうしてもお待たせしてしまう場合があることを、どうかご了承ください。

勝手なことばかり言って、誠に申し訳ありません。

​どうか何卒宜しくお願いいたします。