院内感染対策について

歯科治療にはたくさんの器具を使います

近年は新型コロナウイルス対策のため、病院の衛生管理に関して心配されている方も多いと思いますので、このページで当院の管理法について説明いたします。

歯科治療はちょっとした歯石取りだけでも出血を伴います。そして、とにかくたくさんの器具を使います。写真は根管治療といって、深い虫歯で根の内部の治療が必要になった場合の、1回の治療に用いる器材です。私も数えてびっくりしましたが、細かいものも含めて80個あります。

石狩 うらた歯科
石狩 うらた歯科

歯医者は怖いと言われますが、一番こわいのは削られる痛みではなく、実はウィルスをばらまきかねない不衛生な管理体制なのかもしれません。実際、日本では旧式の滅菌器しか無くても保健所が制定した開業基準ならクリアできてしまいます。しかし、もし衛生先進国ドイツの基準に照らし合わせれば、日本の医院は7割以上が廃業することになると言われています。

では、どこまで衛生管理をすればよいか。かつては煮沸消毒すればOKなんていう時代もあったかもしれませんが、現在のエビデンスでは煮沸ですべての病原体が死滅しないことは明確に分かっており、全く話になりません。では逆に100点満点の衛生管理ができるかと言えば、それも無理な話です。器具はすべて使い捨てにし、診察室は外界と隔離した無菌室で、ガスマスクのような厳重なマスクと全身防護服をまとった歯科衛生士さんが歯のクリーニングをするということはまずありえません。滅菌レベルに合格点という基準など無いのです。

院内感染対策については、スタッフ一同、常に新しいことを勉強していくしかないと思っております。現段階での当院の対策もまだまだ不十分かもしれませんが、以下具体的な、当院の方策に関してお読みください。

ハンドピースを個別に滅菌しています

近年、新聞やテレビ等で歯科医院が手袋や機器を使いまわしているという報道が頻繁になされています。

 

読売新聞の報道で7割の歯科医院が使いまわしているという「ハンドピース(切削器具)」ですが、当院ではクラスB型オートクレーブという滅菌機を用い、患者ごとに滅菌しております。ハンドピースは構造が複雑であるためこの「クラスB型」もしくは「クラスS型」という機種でなければ完全な滅菌できません。

 

当院ではさらに、滅菌後に外界の空気に触れて汚染されないように、「滅菌パック」という保管パック(青い透明パック)に包んだ状態での滅菌を行なうようにしております。

なお、当院は滅菌管理の体制を整えた医療機関として、厚生労働省が定めた歯科外来診療環境体制加算(外来環)の施設基準を満たしている医療機関です。

石狩 うらた歯科
石狩 うらた歯科

また、新聞報道にて指摘されているのは切削に使用するハンドピースについての問題だけですが、実際にはこういった切削器具(ドリル)以外にも、患者さんの口腔内に触れる器具はたくさんあります。
 

当院では写真のような、歯石除去に使う「超音波ハンドピース」、歯面清掃に使う「PMTC用ハンドピース」、根管治療に使う「エンド用ハンドピース」もすべて各患者用に滅菌パックに入れた状態で滅菌しております。

 

さらに滅菌機での対応がむずかしい下の写真のような器具については、使用時に「スリーブ」というビニールパックで包むようにして患者さんの血液や唾液で汚染されないようにカバーしたり、患者さんごとにディスポーザブル(使い捨て)するように心がけております。

石狩 うらた歯科
個室診察室と口腔外バキューム

歯を削る際にでる飛沫は意外なほど飛びます。旧医院は3台の診察台が仕切り無く並ぶ空間でしたが、新医院は完全に個室化しました。また、口腔外バキュームを導入し、飛沫感染対策を行います。

石狩 うらた歯科
うらた歯科
給水系に水質除菌装置を導入しています

歯科で使われる診察台(ユニット)の給水管の汚染は、1960年代から報告され、問題視されてきましたが日本では法的な整備がなく、器具は滅菌できても給水系自体をコントロールすることは容易ではありませんでした。うがいする水や歯を削る際に出る水に管内にたまった細菌バイオフィルム(水垢)が溶け出す恐れがあります。

当院は新医院を建設するにあたり、はじめから給水管をきれいに保つために、水除菌装置を導入しました。詳しい説明は下記の「きれいなお水の歯医者さん」のホームページでご覧いただけます。当院も紹介されていますので、是非ご覧下さい。

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新型コロナウイルス対策について

当院では、感染対策のために継続して以下のような対策を行ってまいります。

患者受け入れ体制

・完全予約制として1時間当たりの受け入れ患者数を制限する

・すべて個室で診察する

・スタッフの体調を確認し、心配があるときは休ませる

・社会情勢次第では治療に関しての予約制限を設けたり、閉院することも検討いたします。

​ (道や厚生労働省、保健所からの通達、学校の休校などの状況に応じて判断いたします)

待合室など

・来院時とお帰りの際の2回、手指アルコール消毒のお願い

・待合室で患者さん同士が顔を合わせる状況をできるだけ作らない時間差作り

・窓の常時開放、空調による室温コントロール、空気清浄機の併用

・スタッフによるソファ等の清拭

・消毒が困難な雑誌・漫画・キッズスペースのおもちゃを撤去

・受付カウンターにビニールカーテン設置、デンタルケアグッズ販売の陳列品撤去

個室診察室・器具や水の管理

・体温測定(おでこで測る非接触型測定)、健康状態の確認

・飛沫感染抑制のために治療前に「イソジン」または「オーラルステリ(両性界面活性剤系の含嗽剤)」による含嗽のお願い

・すべての切削器具、歯面清掃機器、超音波機器などのいわゆるハンドピースの個別滅菌

・クラスB型というヨーロッパ安全規格をクリアした滅菌機の使用、滅菌パックに入れた状態での器具の保管

・水消毒装置ポセイドン(治療に使用する水、うがいの水の塩素濃度をコントロールし消毒する機械)による水の衛生管理

・口腔外バキュームの設置による飛沫の吸い込み

・使い捨ての徹底(ゴム手袋、治療用器具、スリーブカバー等)

・医療品在庫確保(一時問題になったマスク、ゴム手袋、ガーゼ、消毒アルコール、イソジンなどの在庫は十分にあります)

​・スタッフ全員がフェイスシールド着用​

​また、最後に治療を希望され、当院に来院する予定の方へお願いです。

・体調に不安があるとき、家族や周囲に不安な方がいるときは受診をお控えください。

・小児や高齢者の診療にご家族が付き添われる際は、最小限の人数でお願いいたします。

・ご自分が感染者かもしれないということを念頭に置いた行動をとってください。

・何か不安に思うことがあれば遠慮なくご相談ください。

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